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2009年2月15日 (日)

イマドキの敬語!

私はいわゆる「いまどきの若いモン」だが、割と普通の言葉を使っていると思う。
そんな、いまどきの若者らしからぬ私の視点から、職場で使われている面白い敬語を挙げてみた。

おもしろ敬語その1.
「拝見される」

例文:「以前に配布したお知らせを、保護者様が拝見されていないみたいです」

世の中の保護者様!学校や施設から配布されたお知らせは、とてもありがたがって熟読しないと、非難されるらしい。ちなみにこれは、「ご覧になっていない」が正しい。一応相手に尊敬語を使ってあげよう。

おもしろ敬語その2.
「頂く」

例文:「(昼食を)どうぞ頂いてください」

目の前に天皇陛下がいらして、隣の友人が天皇陛下から勲章でも下賜されようとしているなら、「ありがたく頂いてください」とでも言うと思うが、うちの職場には残念ながら、天皇陛下はお越しくださらなかった。ちなみにこの日の昼食は天皇陛下の手作り弁当だったというわけでもない。ここは「どうぞ召し上がってください」や「どうぞお召し上がり下さい」が正しい。

おもしろ敬語その3.
「おられる」

例文:「山田さんは、事務所におられますか?」

これはよく使われる。最近では本の中でも平気で使用されている。「山田さんは事務所で恐縮しながら小さくなって存在していますか?」ということだろうか?山田さんはどれだけ身分の低い人なのだろう。「おる」は「いる」の謙譲語であって、本来、「私は事務所におります」と、自分に対して使い、自分の立場を低くする言葉だ。この場合、正しいのは「山田さんは、事務所にいらっしゃいますか?」だろう。

実は先に挙げた2つもそうなのだが、最近、謙譲語を他人に使って、相手の格を強制的に引き下げようとする傾向があるようだ。しかも、自分はあくまで丁寧に話しているつもりでいる。大変失礼なことなので、笑ってすまされているうちに訂正しておこう。

我々の世代は、家族の中で敬語を使わずに育った世代だ。TBSのまわし者ではないが、橋田壽賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」では、家族の間でも敬語を使っている。特に夫婦間で妻が夫に敬語を使う。男尊女卑だと言われるかもしれないが、お母さんがお父さんに対して敬語を使っていたからこそ、子どもたちも自然に敬語を学んでいったのではないだろうか。今は男女平等で、夫婦間で敬語など使っている方が可笑しいと言われかねない。今のところ一般社会では、まだまだ正しい敬語を求められるので、きちんとした言葉を使える子どもを育てたいなら、子どもの前だけでも、妻は夫を立て、敬い、夫は妻を立て、子どもたちに「尊敬」や「謙譲」の概念を教えていったらいかがだろうか。
いつの日か、敬語を使わなくなる時が来るまで。

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