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2013年1月 9日 (水)

聯合艦隊司令長官 山本五十六 を観て

久しぶりに、邦画を見ました。

きっかけは、先日の日曜洋画劇場、「山本五十六」-太平洋戦争70年目の真実 の放映でした。この作品は2011年公開の、比較的新しい映画です。

これを観ておきながら、一方で、1968年の「山本五十六」のDVDも観ました。

前者は役所広治さん主演、後者は三船敏郎さん主演です。

両者の違いは、もちろん年数が違いますから、新たに分かった史実、
20世紀ではとても表現することが憚られた当時の状況など、
色々な事情で、新しい方が、やや社会風刺的要素が強かったように思われます。

その辺りは、あえて言及しません。

どちらの作品でも共通する、山本五十六の生き方、考え方。

海軍幹部でありながら、日独伊の軍事同盟(=日米開戦)を避けるため、
時の内閣総理大臣 米内光正とともに根回しをする。

しかしながら、陸軍大臣の「後継者を決めない辞職」という策略により、
米内内閣は総辞職に追い込まれる。
かくて次の近衛文麿内閣は、陸軍との共同歩調を重視し、
とうとう、日独伊三国軍事同盟締結となった。

山本はこの時点で、アメリカとの戦いを覚悟する。
しかし、むろんその後も、政府によるアメリカとの交渉は続き、
山本は真珠湾攻撃の作戦を立てながらも、
交渉の成立を望んでいる。

「米英との戦いは何としても避けるべき」と訴え、
「もし交渉が不成立に終わった時は」と問われると、

初めの半年か1年くらいは、暴れて御覧に入れましょう、と答える。
その後のことは、断言できない、とも。

山本ら慎重派の努力もむなしく、とうとう日米開戦不可避となると、
山本は自ら、真珠湾攻撃計画を立案。

その目的は、米軍の主たる艦艇を一気に叩いて、戦意を喪失させ、
有利な条件で早期講和を、というもの。

こののち、山本が一心に望んだのは、早期講和なのだ。

印象的だったのは、軍事同盟締結前のことだったか、
開戦を支持する諸将たちに向かって、山本はこう尋ねる。

「日本には資源がない。米英から大量に買っている資源も、
同盟を結べばストップされてしまうが、あてはあるのか」

それに対して返ってくるのは、精神論ばかり。

むろん、山本のように現実が見えていて、地に足のついた考えを
持った人々も、幾人かいたであろうが、

開戦回避を誰よりも望みながら、最善の開戦案を計画するという、
このパラドックスに悩まされ、実行し、歴史を作り、歴史に翻弄された
人物は、彼を置いて他にいないのではないだろうか。


……なんだか映画の感想というより、山本五十六についての
記事になってしまいました。
まぁ、そんなこともある!

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